初再呈示 初公開
ロシアはすべての限界を超えつつ完成されないままに路を拓く
- テーマ:
- 自分に向って
ロシア 酩酊する精神
ロシアは自然が人間を圧倒する空間だから、そこでは人間の知性も自然に圧倒され、人間が成熟する前に屈服させられてしまう。だからむしろ人間も自己完成以前に自然に陶酔し帰依する。それがロシアロマンティシズムなのだ。だから人間の一生を落ち着いて問題と課題にすることができず、その知性特徴はドストエフスキーやトルストイに象徴されるように心理分析や道徳的二者択一に特化される。人間のひとつの極北ではあるがそれだけで完成なのではない。
これはぼくのうわごととして覚え書きしておくから振り回されないように。ともかくこれはぼくのロシア崇拝の一表現なのだ。