ぼくは現在、じぶんの訳した戯曲の出版のための作業に携わっているが、それによって、ぼくのなかでは、以前言ったようには、この戯曲が育たなくなっている。処理する対象になっているからだ。ぼくはこれいじょう、規定した枠のなかに収めるような解説なるものを書こうとは思わない。