芸術には詩心がなければならず、詩は芸術から限界づけるものを学ばねばならない、という、高田思想を、ノヴァーリスの「青い花」にそのまま読むとは思わなかった。普遍的な思想なのだ。詩はこのようにして根源がメタフィジックなものであり、メタフィジックな技として完成する。

 

 

 

「青い花」第八章(148-152頁)

 

 

 

 

 

人間は根源的に詩人であるのなら、人間は自覚的(意識的)には「詩者」であるよう努めるべきだ。ぼくはこの言葉をはじめてつくった。「哲学者」が自らかんがえ、哲学を勉強するように、「詩者」は詩を勉強する。

 

 

 

詩という言葉・理念そのものが 僕を立ち直らせた。 

 

 詩人でも詩学者でもなく 詩者となる。

 

 哲人でも哲学学者でもなく 哲学者であるように。