ぼくにとって、いま、ほんとうに何が問題なのだろう、と、この時間までずっとかんがえてきた。

 

感覚と信仰こそ、マルセルと高田さんを繫ぐテーマでもある。形而上的日記第二部3頁目に披瀝されている、また、タオルミーナで告白されている、問題が、感覚と信仰である。そしてぼく自身の問題である。 

 

美と愛と信仰を貫く問題。美と芸術と哲学の問題。

 

 

美は、感覚と信仰の同一性の経験である。愛もまたそうである。