露中、米国によるウクライナでの生物兵器開発活動について国連安保理に苦情申し立て

2022年10月19日, 10:55 (更新: 2022年10月19日, 13:30)

露中、米国によるウクライナでの生物兵器開発活動について国連安保理に苦情申し立て - Sputnik 日本, 1920, 19.10.2022

© Sputnik / Dmitry Astakhov

ロシア、中国、ベラルーシ、ベネズエラ、ジンバブエ、キューバ、ニカラグア、シリアの国々はウクライナで米国が進めていたとされる生物兵器開発の関連で、生物兵器禁止条約(WBC)第6条に従い国連安保理に苦情を申し立てた。国連軍縮委員会に出席したロシア外務省不拡散・軍備管理局のコンスタンチン・ボロンツォフ副局長が表明した。

WBC第6条には、「 締約国は、他の締約国がこの条約に基づく義務に違反していると認めるときは、国際連合安全保障理事会に苦情を申し立てることができる」と記されている。

ロシア側は米国がウクライナで進めていた生物兵器開発に関する問題は引き続き議論の余地があり、ロシア側の質問に対する回答は不十分としている。

 

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先にロシア軍の放射線・化学・生物学防護部隊を率いるイーゴリ・キリロフ中将はウクライナ領で30以上の生物研究所が米国防総省の監督下で活動していたと発表した。ロシアによる特殊軍事作戦開始後、米軍の生物兵器プログラム継続に必要な 資料は全て国外に搬出されたという。

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