EU諸国 制裁中にも関わらず半数がロシアからの輸入を増加させる
欧州連合(EU)はロシアに対する大規模な経済制裁を続けているにも関わらず、加盟27カ国のうち13ヶ国は今年6月、ロシアからの輸入を増加させた。
13ヶ国のうち輸入量が最も増加したのはスロベニアで、6月のロシア製品の輸入量は前月比でほぼ倍増。次いでスペイン(69%増)、スウェーデン(48%増)、ベルギー(25%増)、ポーランド(19%増)。
一方、キプロス、オーストリア、ルクセンブルクなど14ヶ国では輸入が減少した。
また、輸入額ではドイツが最多となり、35億ユーロ相当のロシア製品を輸入。次いでイタリア(26億ユーロ)、オランダ(17億ユーロ)、ベルギー(13億ユーロ)、フランス(12億ユーロ)が続く。
対露制裁を発動した国については、こちらのインフォグラフィックをご参照ください。
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対露制裁に反対する自動車抗議活動がドイツ各地で実施
© Sputnik / Mikhail Golenkov
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ドイツでは13日、合計8都市でロシアへの制裁、及び政府のエネルギー政策に反対する抗議活動が実施された。この抗議活動には数百台の自動車が加わった。
先にドイツの市民団体「Unternehmeraufstand MV」は政府のエネルギー政策に反対する自動車抗議活動への参加呼びかけを行った。抗議活動は北部ロストクや南西部シュウェリーン、北東部ノイブランデンブルクなど、あわせて8都市で実施された。
ロストクでは現地時間の夕方までに少なくとも100台の自動車が参加し、ノイブランデンブルクでは350台近くの自動車が確認された。
SNSに公開されたビデオ映像からはロシアとドイツの旗が確認されるほか、農業用や工業用の重機も抗議活動に参加していた。
抗議活動に参加した市民らは対露制裁の中止、NATO(北大西洋条約機構)離脱、ウクライナへの兵器供与停止を呼びかけていた。
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