世のなかはふざけた強引な作為のオンパレードであることは、第二次大戦と同じなのだから、その終戦直後にそうであったように、ながく続いた無味乾燥な戦時体制への反撥というよりほんらいの魂の欲求から、純精神的な文化物への復帰が、起こってくるだろう。そういう反転は、ぼくのなかで起こってきている。歴史の仕組みを知ったのはよい。だがこういうものにいつまでもつき合っていられない。外部世界の虚偽性がこれほど顕からになったから。世間はつまらない。ぼくはぼくらしくしていればいい。騙されなければ用は足りている。文化は、人間は、世界サーチの限界から始まる。

 

 

一方で戦闘をしながら、もう一方で人間文化の再建発展をめざすロシア大統領の偉大さがますます解る。