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じぶんを反省できるということが、相当レベルの高いことなのだから、レベルの低い者に反省せよと言っても無理なのである。そういう者が多いのだから、この世で賢者のとる意識態度はそこからあきらかである。すなわちぼくのとってきた態度である。 

 

 

じぶんを反省できる者はすでにしている。その反省いじょうのことをしようとすればじぶんを捨てることになる。ぼくはそれを見極めた人間なのだ。 

 

そう言いきっていいのかな、という疑問はぼくに当然ある。ぼくが言いたいのは、そういうぼくのレベルにすら、多くの者は達していないのに、自覚が無くて、ぼくを判断できると思っている、その思い上がりのことなのだ。その思い上がりを反省できる者はすでにしている、ということなのだ。