各自には各自に応じた超越者がいる。しかしぼくの超越者こそは超越者のなかの超越者であることをぼくは信じている。そしてこういうことを言える者はぼくがはじめてだ。なぜならぼくほど純粋で深い人間はいないから。だからこれは、この世で唯一の人間である、そういうぼくにしか解らない。しかしそうなのだろうと感じる者はいるだろう。