初再呈示 

 

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うぶさを貫くのがいちばん意志力が要るんじゃないか。みんな世間の現実とやらを何らかの面で受け入れているから。そして受け入れている分だけ、弱さをもっているのがぼくにはよくわかる。 

ここで問題なのは、その、意志力しか頼るものがない「うぶさ」が、本物であるかどうかなんだ。とんでもないやつがいるからね。甘ったれていて俗なのに、我こそは、を振り撒いているのがいる。いちばん危険なやつだ。けっきょく、誰でも純粋になれるわけじゃない。覚醒が必要なんだが、ぼくの覚醒棒を受け入れたやつは、思想学徒でもひとりもいない。そのままのじぶんを肯定して、他に迷惑をかける者ばかりだった。 

 

 

さて、ぼくはほんとうに腹が立っている、反省力がすこしあるつもりでもう天狗になっているやつらにたいしてだ。哲学世界に時々紛れ込んでくるやつだが、学問はからっきしなのに、かえって学問を馬鹿にしているやつらだ。じぶんをなにさまかのつもりでいて、他を判断する力があると思っている。こういう自惚れはどこから来るんだろうね。けっきょく、最下等のレベルにいるのはじぶんの責任なのに、不遇だと思って、他になんだかだじぶんで言いにくる、あさましい次元のやつらであり、しかもけっきょくじぶんでそれを認められない。あんたら、ぼくの重荷を担えるのかい。ぼくとは無縁のやつらよ、修羅の道をゆくがよい。