ぼくは単純にこう言えばよかったのだ、「この気狂い男女らよ、このぼくを何だと思っているのか」、と。 この簡潔な言葉ですべては片づいたのだ。 

 

初めから思っていたこのことを言えばよかった。それを検証するのに時間を要した。素朴と高貴、それがぼくの本質なのだ。ぼくにはもうなにも、意に介するどんな人間もいない。はじめからそうしてきた者たちに、いま、言う言葉が、思索の末に、はっきりしたにすぎない。 

 

あれらに言う言葉はもう一つある:「じぶんの値打ちをじぶんでよく測ってからものを言え」。

 

 

 

この、最初は極端と思える二つの言葉が、最初から実体として在り、かつ、窮極の結論の言葉なのだ。