問題を明確にしている。
初再呈示。 そうか、これを書いた2020年ももう2年近く前か。
- テーマ:
- 自分に向って
単純な定義をしておこう。知性とは、反省力である。これは知力とは別の力である。 日本人は知力はそれなりにあるのかもしれないが、知性は殆ど未開状態である。その状態で現代まで突っ走ってきているのがおそろしい。
つぎの文が、この定義の契機となった:
《西欧の音楽は八世紀、いな二十世紀間の一大建築なのである。これを「学的」に理解説明することはできるだろうが、しかし、これが自分の「体感」になるには、私たちの「知性」を通して「純粋感覚」なるものを育てなければなるまい。》
高田博厚著作集 III、307-308頁 「音楽とバロック」