他者の領域に平気で容喙する言動が癖や習慣になっている者は、他者に問答無用で奴隷のように奉仕する生活を与えられて自分を矯正させられる。   

 

 

 

 

男の必然でありその意味での本性義務である仕事や冒険は、その結果や成果にかかわらず、それによって男が男すなわち人間になるところのものであるので、それに容喙するような傾向のある女性の機先を制するために、歴史において女性は奉仕的身分に甘んじさせられることが圧倒的に多かった、と気づかれる。

 

男の運命を真の愛のゆえに男と共に生きるのが、ほんとうの女性であると、ここから極論しておく。これは根本的には実存的・根源的な決断の問題であるから。

 

 

 

男のほうでは、じぶんの仕事のことなど女性に語ってはならない。あるいは、女性を選んで語らなければならない。黙って聞き、本質的・積極的なことにのみ反応する女性こそ、ほんとうに愛する存在である。