女性にたいしては、それこそ呼び捨てで、ぼくには言いたいことがいろいろあり、一言で完膚なきまでに言いきった言葉もあるけれど、それがぼくの過去の女性経験からの思いなのだ。それが、ほかのことをやっていて、ふと結晶して言葉になることがある。作為でない結晶、ほんとうの結晶とはそういうものだ。 付言すれば、女性も男性もじぶんのみでは不完全であり、ぼくは女性崇拝者ではなく、男の価値も充分感じる。 そのうえで、女性とか男性とかいう類型論にはさらさら興味はなく、ただ愛するひとのみが問題なのだということを、ここでたしかめておく。 

 

 

 

よのなかの人間関係すべてに失望しても、愛だけがのこっている。