以前と百八十度見解が変わったことがたくさんある。正確には、以前も疑問に思っていたがはっきりと声を上げられなかったことが、いまははっきり声を上げることができることがたくさんある、ということだ。これが教育の圧力である。じぶんで良識のつもりで思い込みを他に押しつけてきた、思考のたらない者がたくさんいる。自発的思考のつもりで他律的思考をつづけているたくさんの者。これが、日本の無自覚者の、日本に違和感をもっているつもりで じぶんこそ違和感をもたれている者の、水準なのだ。