高田博厚の勉強は、漫然とするよりも、マルローとの比較統合、「自然」と「神」の意味、など、テーマや中心軸を据えてしたほうがよい。やはり本山だからな。

 

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マルローのいう「運命」は、ヤスパースの「限界状況」であり、芸術創造は限界状況の我有化の証である。こういう思想を見いだしてぼくははなはだ満足である。ぼくの経験してきたあらゆる思想を総合することができる。 

 

そこにおける「普遍」の意味は、高田博厚のそれと厳密に一致する。