l'orgueil 高慢
l'envie ねたみ
l'avarice 物欲
la luxure 色欲
la gourmandise 貪食
la colère 憤怒
la paresse 怠惰
いちばん克服が難しいのは怠惰であるとおもう。 怠惰はエゴイズムと結びついていると思うから。
色欲は過度の美的こだわりの意味もあると思う。 真に美的なものは魂に根拠をもっている。 それから逸脱すると色欲となるだろう。
高慢とねたみは表裏。
ぼくは、これらに、八つめの罪として「固定的なこだわり」(fixation)を加えていいと思う。未熟な者が、これらの罪に観念的にこだわって本質を見失うごときである。
カトリック界で他にさまざま云われている。
必ずしもそれ自体が罪というのではなく、罪に導く人間の諸傾向(そういう意味で罪の源)のこと。
怠惰や怒りなくしては哲学や思想も生じなかったろう。閑暇は良いものだとカルテジアンのアランも言っていたとおもう。 古代ギリシャ人も饗宴を楽しみながら哲学したということになっている。
実存哲学者ヤスパースも夢想を重要な人間精神行為とした。