初再呈示 昨年のきょう  

 

イエスは、感謝し合えというようなおめでたいことは言わなかった。愛し合えと言った。その愛は、罪を自覚しへりくだることに基づく愛である。 相手への尊重に基づく愛である。  

 深慮に基づかなければいかなる真実もない。 

 

 深慮に基づけば感謝もあるのね。 

 

 もちろんさ。そういう感謝がめったにないことが問題なんだよ。

 

 

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人生は、世話になっているあらゆる人々にたいしても、憤るように仕向ける。その人々の発する言葉によって。  感謝では何も片付かない。感謝は一面ではあるが、ただ感謝するだけなのは自己放棄である。あらゆる人々はじつに憎むべきものをもっている。この現実に直面しなければ何も真実なものは始まらない。これはたまたまの不運の不都合といったものではない。すべての人間はすべての人間にたいし罪をもっている。