一度点けられた怨念の火は無くならない。ぼくにおいてはそうだ。それでいいとぼくは思うようになっている。怨念が燃えているかぎりは、それを生きればよい。爆発させると自分が危ないから、核燃料のように静かに執念深く燃やして、生きるエネルギーにしてゆけばよい。復讐をかならず成就すると意志しながら。