他愛もないことを当時書いているが、その当時でも画像の添付は割愛した。なんとも甘くてぼくの欄には不向きだと感じたのだ。ラファエロ以前の厳しい聖像画一色の時代が長くつづいたヨーロッパでは、新鮮な好意で迎えられたのだろう。マルローは、ルネサンスは「非現実性の世界」を想像力で創造したと書いている。満たされるべき人間の欲求の一領域だったろう、といま思う。

 

 

2017年03月07日(火) 16時21分31秒