以下は引用(そのまま)であるが、子供に言えることは大人にも言えることなので紹介する。とくに傍線部。意味曖昧なマスクつけには私は反対。

 

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2021/09/08

子どもにマスクは必要?保育園でのマスク使用ルールを考えよう

 

【日本小児科学会のマスクについての見解】を紹介!

・2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険である。
・乳児の呼吸器の空気の通り道は狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせる。
・おう吐物、マスク自体による窒息のリスクが高まる。
・マスクによって熱がこもり、熱中症のリスクが高まる。
・顔色や口唇の色、表情の変化など、体調の異変が気づかれにくい。

結論としては、日本小児科学会では小さい子どもにマスクは必要ないと指摘しています。さらに、4~5歳になるとマスクの着用は可能ですが、個人差があるので、正しいつけ外し方は指導が必要だとしています。つまり、子どものマスク使用については限定的にするべきだという立場です。
また、ある医師は「小さい子どもはマスクが気になって何度も触ったりして、感染のリスクを高める可能性がある」という見解を発表しています。

「日本小児科学会」新型コロナウイルス感染についての見解!

日本小児科学会は、新型コロナウイルス感染についても見解を発表しています。その要旨は以下のようなものです。

見解内容:

・小さな子どもが新型コロナウイルスに感染するケースは非常に稀で、家族内での感染ケースもほとんどない。 ・子どもは新型コロナウイルスに感染しにくく、重症化もしにくい。 ・子どもからの感染、子ども同士での感染もとても少ない。

上記のように、保育園での子どもの感染リスクは医学的な見地からいうと一般的には高くはないようです。ただし、保育園は感染予防対策に力を入れる必要はないということではもちろんありません。

保育士のマスク着用の課題とは?

現在、子どものマスク使用は限定的かもしれませんが、保育士はマスクをしながら保育することも多いのではないかと思います。保育士のマスクについては、以下のような現場の声が出てきています。

保育士のマスク着用について

・保育士がマスクを着用していると、表情が見えにくい。
・口の動きを見て言っていることを理解する子どももいるので、意思の疎通が難しい。
相手を心配している気持ちなどが伝わらないのではないかと感じる。
・0歳児クラスで、マスクをしたまま子どもたちに離乳食を食べさせていたところ、食べ物をかまずに飲み込む子どもが出てきた。保育士が一時的にマスクを外し、もぐもぐと噛む手本を見せたところ、子どもたちは口元の動きをまねて上手に食べられるようになった。
・言葉や歌を口元を見て覚える時期なのに、教えるのが難しくなった。

保育士が日々感じているように、マスクをすることで子どもとのコミュニケーションに様々な懸念が生じています。ある専門家は、保育士がマスクをするのであれば、安全への配慮と子どもの成長を支えるということを同時にやっていかなくてはいけないと話しています。ただし、それはかなり難しいことです。
例えば、マスクで顔が隠れる保育士は胸に顔写真を貼るなどして対応していることも多いようです。このように、各園で工夫しながら対応しているのが現状です。

まとめ

保育園でのマスク使用に関しては、保育現場でも試行錯誤が続いていて、今はまだ過渡期であると思います。今後コロナとの共生が続く中で、保育園でのマスク使用にもスタンダードが見えてくるのではないでしょうか。
いずれにせよ、保育士はマスク使用に関しての知識を持ちきちんと保護者、さらに子どもたちに話せるようにしておきたいですね。