こころならずも或る物を、その本来の用途ではないことに使うと、不思議なことに復讐をするようだ。物も尊重しなければならない。

 

 

人間もそうだと思う。人間を人間らしく遇することをしないと、その復讐は遂げられるだろう。 だからぼくは安心することにしよう。 

 

 

人間を大事にするということは、思いがけない要求をすることがある。愛の前には、教養志向も放棄すべきときがある。