近作であるが ここに来て注目されているようだ。 みるのもいやな字なので節題のなかだけでも「・・・」にした。 

 

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いまのコロナ禍からの生活健全化は、無発症者はマスクを外すことからであるとぼくは思う。従来の意味での緊急事態宣言などをいくら発しても、生活健全化にとって無意味であるどころか、逆行するだけである。皆、否定的脅迫観念に追われて人間としての生活ができなくなっている。その意味では、敵という脅迫観念に追われる戦争と変わりない。戦争は窮極の観念支配である(戦争はやるべきではないということが、今回よくわかった)。戦争ほど観念が煽情的でなくとも、一律的なマスク着用を事実的な義務とする観念形態は、人間と人間の間に通うべき表情を現実に削除することにより、充分に、健全な人間性の抑圧となっている。人間性を圧殺する社会支配は、戦前がそうであったように、決して幸福な国へは導かない。いまの社会趨勢は、どうしても戦前のそれと重なる。医学だけで人間は生きているのではないのである。そのことをいまいちど、為政者の方々には熟考していただきたい。
 

 

 

それを警告するために、いまと類似の時代趨勢(敢えてそう言わせてもらう)の許で作られ紛失された脚色「かぐや姫」物語は、およそ85年ぶりに現われたような気が、ぼくにはするのである。