グランド・シャルトルーズの修道士たちも常に「思索と反省」に明け暮れている 

 

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高田博厚「音楽とともに」(著作集III 400-401頁)

 

 

《彼〔ベートーヴェン〕ばかりでなく、西欧の芸術家の思念の中心、あるいは思念の当体に一つのものを私は感じる。「神」への信条である。(これは日本の「神」や「仏」への観念とはちがう。) ベートーヴェンの思想や感情は常に「神」に当面していた。これは魂の内奥に投影する「自分」自身であり、これとの不断の対話が彼の音楽であった。》

 

上写真の文章より