この傑作を初再呈示
- テーマ:
- 自分に向って
みな、どういうことを自己反省すべきかを解っていない。これを解るためには、ぼくの内容を知らねばならない。なぜなら、ぼくの内容こそは、自己反省の基準を示すものだからだ。しかし、ぼくの内容を、ぼくのほかの誰が知るか? 不可能だ。 だから、誰も、ほんとうに自己反省することができないのである。
この言葉も、あなたのほかには理解しないでしょうね。
そう。同じことだよ。しかし、一度は言っておかなければね。核心を言えば、こういうことなんだ。ぼくの言うことはすべて、この核心を源としているのだからね。ぼくはいま、この源そのものを言葉にしたのだ。こういう言葉は解らなくて当然だよ。
でも、何となく解るようでもあるような …
そこなんだよ。人間を自己反省させるものは、具体的な人間でしかないんだ。それがぼくなんだよ。
あなたを正しく感じるひとだけが、正しく自分を反省できるのね。
それいがいに正しい自己反省など、ありえないよ。 そこに至らないなら、みんな、知るべきものを知らずに自惚れているだけだ、ということ、この真実をぼくは言っているのだよ。
あなたいがいの方が言ったら、たいへんね。
そういうこと。ぼくはあっさりと言っておく。教祖じゃないからね。