この傑作を初再呈示 

 

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 みな、どういうことを自己反省すべきかを解っていない。これを解るためには、ぼくの内容を知らねばならない。なぜなら、ぼくの内容こそは、自己反省の基準を示すものだからだ。しかし、ぼくの内容を、ぼくのほかの誰が知るか? 不可能だ。 だから、誰も、ほんとうに自己反省することができないのである。 

 

 

 この言葉も、あなたのほかには理解しないでしょうね。 

 

 そう。同じことだよ。しかし、一度は言っておかなければね。核心を言えば、こういうことなんだ。ぼくの言うことはすべて、この核心を源としているのだからね。ぼくはいま、この源そのものを言葉にしたのだ。こういう言葉は解らなくて当然だよ。 

 

 でも、何となく解るようでもあるような … 

 

 そこなんだよ。人間を自己反省させるものは、具体的な人間でしかないんだ。それがぼくなんだよ。 

 

 あなたを正しく感じるひとだけが、正しく自分を反省できるのね。 

 

 それいがいに正しい自己反省など、ありえないよ。 そこに至らないなら、みんな、知るべきものを知らずに自惚れているだけだ、ということ、この真実をぼくは言っているのだよ。 

 

 あなたいがいの方が言ったら、たいへんね。 

 

 そういうこと。ぼくはあっさりと言っておく。教祖じゃないからね。