ぼくは信仰を、神を求めている。そしてそれはぼくだけではないことを知っている。この、信仰に無理解な日本において、偉大な信仰の先達がいる。これはぼくの路における信仰の歩みであり、ぼくだけのものであり、そのことによって、この路を歩む少数のひとびとのひとりにぼくはなっていることに気づき、それをしあわせなことだとぼくは思う。なぜなら、何ら既成のものはそこには無く、ぼくの内的感覚と感情のみがそこにはあって、そこにぼくは達したのだから。そこにおいてきみは単なる導き手ではない。そこにおける祈りにおいていつまでもきみはぼくと一つの体として在るのだから。