ぼくは、いつでも、一見ぼくより強そうにみえる他者の声を、不思議なことに凌駕して、ぼくにこそ理があることを示してきた。これがぼくのいちばんの不思議なのだ。 

 

 

 

いつまであなたの路はつづくのかしら。

 

 

ぼくがこの世の王になり、おそれいったか、と言うまではやめないよ。

 

 

この世を脱そうとしているあなたがね。

 

 

だからなんだよ。この世を脱しているからこの世を支配する、精神でね。みなが精神としてそれを認めるようになる。 ぼくこそは精神の権威なのだ。