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- 自分に向って
ものをつくるというのは、何でもそうだろうけれど、家を建て、部屋をつくり、屋内の配置・様子に、通暁することなんだ。楽曲を弾けるようになることもそうで、身体で、楽曲という家の様子を隅々までつかめるようになることなんだよね。動いているのは いちおう手指だけだけど、もちろんそれだけじゃない。手指をつかさどっている身体全体だ。屋内を把握するのもそう(全身体の運動感覚)であるようにね。そういう感覚にきょう気づいた。理解とは、自分で再構成することができること。メーヌ・ド・ビランをもちだすまでもないけれど。
走りつづけて疲れてらっしゃるんじゃないの。小休止も必要よ。
ほんとそうおもう。どんな動機があることでもね。行動には時々立ち止まることが必要なんだ。そうしないと寂しくなる。いつまでたっても生きることに不器用だね。
そういうぼくを、たちどまらせてくれるのは、きみの演奏だけなんだ。愛をおもいださせてくれる ぼくを再生させてくれたのはきみの音楽の息吹だ このことははっきり言っておかなければ