覚悟も無い言葉をひとに吐いて、じぶんは大目にみてもらえると思っている態度を大っぴらにしているのが殆どの者で、日本は成っている。どこに熟慮の末の敢行があるか。そういう輩にぼくは寛容ではない。あなた、何の資格でここにいるの。どうして図書館に引き籠もって勉強していないの。 

 

まあ、昔、そういうことを言ってやればよかったと、いま、気づいている。そういうことにその時気づくには、ぼくは余りに自分に集中していたからね。いま、その者たちの幼稚さに気づいている。 

 

 

教師は生徒や学生に甘えている存在である。 

 

じぶんが自立していないのに他に何か言う資格があると思っているのが、日本の自立者である。日本で自立している者などひとりもいないのに。 自立の意味を全然解っていないで自立自立と言っている。 

 

 

自立がどんなに険しい稜線の路であるか、依存性自立症の人間には解らない。 

 

自分と向き合い自分と一致しているのでない者が何を言っても戯言である。その戯言が許してもらえるほど人生は甘くない。