「きみの作品の価値は、日本でよりもフランスで認められるだろう。きみもこの国(フランス)の人々の、ものの良さへの感覚が解るよ。」 と、親友・片山敏彦は高田さんに言ったけど・・・ 

 

ロマン・ロランや、彼と同列の精神の人々は、たしかに高田さんの作品には感動した。だから、このことは高田さんの作品の価値の高さを逆証しているようなものなのだ。 

 

 

「文化は少数者が創る」という言葉は、フランスにも適用せざるをえないものだったのである。