はっきりわかってきたことがある。 

 

なにが? 

 

真摯なものを嘲弄する悪魔は、集合容喙現象を境に入ってきたんじゃない。人間が生まれたと同時に、その環境のなかにすでに居るんだ。他の人間のなかにね。それとずっと暮らしている。なぜって、同じものだから、この現象以前の他の人間の言動から受ける不快と、この現象が起るようになってからの魔に憑かれた人間の言動から受ける不快とは。すべて悪魔がらみなんだよ。 だから、真摯な者は、かならず嘲弄されると思って、覚悟していなければならない。そして、個々の人間にあまりこだわってはならない。背後に悪魔がいるんだから。 ヤスパースのような真摯な人間はそうとう悪魔に叩かれた。だから、いやな思いをしたときは、真摯な人間は みなそうだということを思いだして、超越し、沈潜して、解脱しなければならない。個々の人間を相手にしないことが大事だ。ぼくもまだまだだね。 

 

個々の人間を相手にすると、志を忘れるだけですものね。 

 

愛に基づかない関係や、ひとの批判ばかりしている者は、悪魔憑きそのものだよ。