簡潔でよく解る。   これを初年に書いている。   


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たしかに、自分を愛していなくて自己探求などやれるはずはない。自分に関心を抱くことなしには。否定的に関心をもつということがあるだろうか。憎しみや嘲弄、破壊の感情・動機をもって。そういうことはあきらかに問題となりえない。わたしは自分の魂を探求するのであり、魂は美であり、美の当体であり、最高にその存在を肯定しており、わたしが肯定的に関心をもつゆえに探求するものだからである。「肯定的に関心をもつ」、何という分析的人為的言葉だ!敢えて言ったのである。愛しているのである。自分を憎む心理などぼくには想像もつかない。たとえすべての他人を憎もうとも、それは自分を愛し神聖だと思い肯定しているからである。ぼくにとって最も根深い直接的で不変なものは自分への愛である。肯定するゆえに探求し想起し感覚しそれであろうとする。自分を愛するゆえにそれを脅迫するものを否定しようとする。他者に関心をもち探求する場合も同様である。嫌いなものを探求することは、否定的断定を下すことを目的としており、その自分にとっての反創造性に気づくなら即座にぼくはそれを放棄するだろう。自分と創造的に関わることが何より優先するから。それをぼくは選ぶから。ぼくの自己肯定感情をけがすものをぼくは全魂を挙げて否定する。ゆるすことなどかんがえない。どんな存在相手であろうとも。これがぼくの本性である。