『生命の実相』の著者・谷口雅春氏の言葉に、「夜明け前がいちばん暗い」というものがある。ずっと明るくならなくても、夜明け前だと思っていればよい。生命は光なのだから。 

 

 

 

日本、いや世界の文化環境は、軽薄になった。古い様式のものはそれだけでありがたいと思うことがある。たとえば新潮文庫がいまでも昔の本カバーを使ってくれているのは、それだけで、忘れていたものを思いださせてくれてありがたい。 

 古いものがすべて、というわけではない。良質の文化空間を伝えるものがあり、それこそが伝統だ。不思議なことに、こういうものは、じぶんが経験していない未生前の時代のものであっても、はっきりと感じとることができて、魅了される。

 

 

 

迷うのにも知性が必要なんだ。日本人のは、知性ある迷いに至っていない。 

 

 

 

 

ところで、そろそろあなたの素描をみせてよ。いまのあなたがどういうものを描くか、関心あるわ。 

 

ぼくもだよ。 

それから、ぼくは世界でいちばん幸福で次元の高い人間になってやる。ぼくが受けた屈辱からすればね、それは償われるのが、法則なのだ。