昨年のきょう 

 

美術への、思索性のある関わり方をしたい。



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(つぎのように推敲) 

 

利口な人間は、自然性から遊離しているかぎり、(存在論的に)みな阿呆だ、と言うべきだろう。この自然性、あるいは端的に言って、自然のなかにしか、人間が深まる根源はない。人間は動物とはちがう経路を通って、この自然のなかに沈潜してゆかねばならない。 この意味での自然を、人間はけっして単純に会得することはできない。芸術創造などは、この会得に向っての労苦の路である。この路において、自己と神とを知らねばならない。