ぼくは、ぼくの本質が拒否するために相手にしてもらえない者たちの馬鹿言を、さらに憐れんで軽蔑するという、二重の侮辱を、この者たちに加えねばならない。遠慮は要らない。ぼくの名誉のためだ。ぼくはぼくの名誉にあまりにも意を用いなかった。 

 

 

慎み深い人間が負けるようには、いくら悪魔でも、この世を造っていない。 むしろ悪魔だからこそ、横着で専横な者にたいしては、この世の構造をしっかり造っていると思う。 天使だけでは、寛大すぎるかもしれないから。 

 

 

 

地獄で悪魔が待っている、とは、よく云ったものだ。そうでなくちゃ。この意味でぼくは悪魔崇拝者でもある。 人間は、神とともに、天使と悪魔をつくった。 悪魔も必要だったのだ。 なるほど …