このことが、はじめて実感としてわかった。 

 

理性こそ、この世の王なのだ。そして大人(おとな)である。 

 

 

 

理性は、実存の守護者である。 

 

 

 

デカルトとアランへのぼくの関心は、まさにこの理性、もの(とくに人間)の見かけの印象(力)を拒否することにあったのだ。