人間と接触のある犬や猫、鳥は、飼い主であるその人間にたいして、おおかたの人間たちよりもずっと見識があるように、ぼくには思われる。なぜなら、かれら動物たちは、飼い主を判断せずにそのまま受け入れて相手にしているからである。いくらかの評価みたいなことは彼らもしているようだが、それは判断と云えるようなものではなく、全的な受容が根本的に支配している。 人間が人間にたいしてどうして動物たちのような態度で臨めないのか、ぼくはずっと不思議に思っている。
これもいちどは書いておこうと思っていたので、ここに記した。