本書「附録」のなかの「精神療法」(「暗示」・「精神分析的治療」・「教育療法」)の第三のものとして記されている、「教育療法」に関する叙述の一部をここに紹介する。その意義は読むことによって解ると思う。 

 

387-388頁、389頁

 

本書「精神病理学総論 初版」(「原論」と通称)は1913年出版。「大学を出て五年、三十歳の時の著書であり、彼(ヤスパース)の多くの著書の中で最初のものである。本書を読んでみても少しも古さを感じないし、このまま現代に通用する」、と、本書訳者の西丸四方氏は「訳者あとがき」で述べている。