きょうはめずらしく、夢を、しかも意味深い夢をみていた。どうしてこういう高尚な夢をみていたか、起きてからしばらくかんがえつづけていて、寝る直前にひさしぶりに或る映像作品を視聴していたことを思いだした。こういうものはどうも大事らしい。視聴しているときにおもういじょうに。 

 あるいみでこういう作品そのものが夢なのだ。

 

 

 

ねえ、どういう作品だったの?

 

「秒速」の第一話と第二話。どうしていままでこの作品を知らなかったのだろうね。きみを知った後に知るよう定められていたんだと思うしか、納得できる路はない。

 

貴樹くんの雰囲気はあなたそのものですものね。

 

この作品の制作者の、ほかの作品は忘れなければならないよ。もったいないね、教養を培って「秒速」の世界を突き詰めればよいのに。美的感覚も大変なものを持っている。 そうしないと彼はけっきょく漫画小僧だよ。