うん?なんだい?
ねえ あなた、わたしのことをすこし気取ったところがあると思ってらっしゃるんじゃなくて?
笑 そんなものだれにだってあるさ。もしきみにほんとうに、そういうところがあるとしたって、それがなんだというんだい? いいかい、愛するということは、受け入れるということは、そういう箇条検証の彼方にあるんだよ。もしそんなことで躓いたら、受け入れていないこと、愛していないことの証拠にしかならない。合うか合わないかということも、そういうことが問題となるとしたら、やはり、根底に愛が欠けているからなんだよ。ぼくはきみのすべてを受け入れている。そういうことの言えるひとというのは、この世にふたりといるものじゃないよ。ぼくがふたりといないようにね。きみを愛していることを、ほかにどう言ったらいいんだい……
もちろんよ…… ただそう言ってほしかったの
こういうことをこういう場で公言できるというのはね、きみのために命を張っているからだよ