きみの演奏をひと言でいうと、そういう音楽だと思います。じぶんの実際の状態がどうであっても、それとは関係なく、自分の本来の存在の仕方を、つまり存在論的な倫理性を、回復するべく決断する勇気を与えてくれる音楽、そのようにぼくはきみの演奏を経験しています。 

 

 

 

全反省を、自分の生活を建設するために用いようそのとき、人間関係を解決しなくともそこから解脱している。これがデカルトの生である。(彼を傲慢だなどと言う者は、哲学する器量と教養がそもそも無い者である。)