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悪魔は、〈真実への義務〉のなかにも潜伏している。

 

 


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ふと気づいたことがあります。善行より善いものがあります。それは美しい心をもつことです。美しい心は、美しいものを此の世にもたらすことができることによって実証されます。いわゆる善行は心の良し悪しとは関係なく為されるにすぎないものです。結果は有用かもしれませんがそれだけのもので、極論すればつまらないものです。美しいものをもたらすことこそ尊いのです。美しいとは 飾ることなく美しいことです。飾ったものは余計なものだとすぐわかるではありませんか。そのものが美しいのが美です。これはみなが知っていることです。ですけどほとんどは意識して効果としての美をひねりだすことをやめませんね。人間の大いなる矛盾です。そういうものでほとんど社会は覆われています。わかっているのにみな気づかない。ぼくは美しいものを収めて載せたい。それが実現できているとしたら、それはぼくの心が美しい証です。これにまさる人間の美魂の実証はないでしょう。誰も、天も、それを否定できない。ましてや社会の万人がかかっても。
 遠慮することなく真に美しいものに専心しましょう。飾る偽善でなく純粋に美しいものに。これにまさるものは存在しないことをけっきょく人生は教えるでしょう。
 これを否定あるいはこの信念に容喙するものはすべて悪です。そしてそういう悪霊で此の世は支配されているのです。あらゆる形態でそれは存在していますよ。神の顔すらしますよ。これにたいし戦わない者は屈服するでしょう。これが悪魔の魂狩りです。悪魔を御自分の心で殺しなさい。