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裕美ちゃん、いままた、きみのアルバム「心を開いて」を全曲、嬉しく聴いたところです。一曲一曲が、ゆるぎない基礎の上に建てられた、がっちりした建築物のように感じました。それをとても強く感じながら聴いていたのです。それでいて一曲一曲が、きみのデリケートな優しさの芳香を発している。それはまるでフランスの歴史的な聖堂の一つ一つが感じさせる人間的な安定さ・優しさ、味わいと、同じと思いました。あの、歴史的なフランスの教会堂たちに特有の、純朴さと洗練さの、不思議な統合・一元性。それと同じものを、きみの演奏の一曲一曲に感じたのです。堅固で温かな人間性を。そのように、きみの演奏の鑑賞において、また一歩、すすめたことを、とても嬉しく、いま思っているのです。

 きみはほんとうに立派な演奏家であることを、あらためてはっきり理解して、嬉しいです。それはきみの人間を尊敬し、愛することと同じです。 

 

お元気でおすごしください。