なにをずっとかんがえているの?笑 

 

うん、信頼したいひとは実際に信頼できるっていうことをね。トートロジー(同語反復)みたいだけど、神秘的なくらいの真理を言っていると思う。ぼくにとって大事なことなんだ。ぼくもこれは分析できないよ。感覚も信仰も一挙に入っている真理だね。自分ひとりの確かさというのではない、それを超えたもの。だから感覚でもあり信仰でもあるんだ。人間が感動するのは、そういうもののみなのではなかろうか。

 

 

信仰を、感覚が保証しているのかしら … 

 

まさにそうだと思うよ。疑えないものがあるんだ。魂が実証されているものを、そういうひとは産んでいるんだ。それに接すると、月は月、というほど明証的に確信するんだ。きみの作品はぼくにとってそういうものなのだよ。

 

 

 

ひとことで言って … 

 

ひとことで言って、それは誠実さなんだ。行為は何も確証しない。行為は、後追いするだけ。 確証するのは、「魂の誠実さ」の直接的な証のみ。それが「作品」なんだ。