『存在論的性格は、分割できない経験のものでしかないだろう。この経験を反省は区分し棄損してしまうのだ。』

「形而上日記」 301頁

 

 

マルセルが「存在論的」という観念で何を目指しているかの確認のため記す。 

 

 

 

 

この「分割されない経験」には、間主体的な愛の経験もあるだろう。能動・受動の区別を超えた自由としての愛の経験が。