昨夜からね、なにかあたたかいものがながれているんだ。 

 

 

曲もずいぶん弾けるようになってきたわね。熱が籠っているわ。

 

 

なにかが開きかけているんだよ。

 

 

それを感じるわ。 

 

 

 

 

 

正確に指を当てることができるのを確認したら、その上で、今度は、ミスを恐れずに情熱的に弾く。繰り返し弾くことがすべてを統合してゆく。

 

 

ぼくの気持がきみに伝わって、きみが嬉しく思ってくれているように感じるんだよ。