なんとまあぼくは振幅が大きいことよ
その調停を工夫によらずに、振幅を全的に生きることによって一元性をめざす
それこそがジャン・クリストフ流の生であることを、ぼくは読んでたしかめた
人間はそうあらざるをえないということを
人間の純度と本物さはここで確証される
意識でごまかし、意識に説得される者は偽物だ
自分を自分で欺き、それによって他者をも欺く、世の大半はそういう者で成っている
ドイツ人ばかりで、フランス人はすくない
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他事
たとえ概念的に書いてあっても、哲学書をよむことは、この世の世俗の作用を精神から消すかぎり、よいものだ。 聖典の作用をする。