ぼくがこころひそかに「なんだこいつは」と思う人間は、実際にそうとうひどい人間であるらしい、と、やっと、発想の転換ができるようになった。 

 

ころされても文句のいえない者たちだ(怒)。

 

 

 

愛と平静を欲するぼくは、怒りを抑えはしない。 それを超えられるぼくを待つのみで、その間に念殺されるなら本人の責任なのである。この点でぼくはひじょうにおそろしい暴君で、悪魔より怖いだろう(ぼくの表面だけ見ている者はそれを知らない)。 

 

愛と平静(から来る意志)より強いものはない。

 

 

 

無責任で不真面目であるゆえに ぼくの真剣さに敵わない悪魔より、思い込みの信念の者のほうが強敵である。しかしこれもぼくには敵わない。その誤った思い込みをぼくに洞察されるような者は、その誤りのゆえにけっして盤石な強き者ではないことを、ぼくは気づいているから。