人間の基本
テーマ:自分に向って
知性が欠ければ 相手への愛に溺れるようで自分自身の感情に溺れて相手のことをかんがえなくなるでしょう
知性に愛が欠ければそれはもう真の知性として働かず相手を客観視し考量するだけの 相手にとって最大の侮辱者になるだけでしょう
愛するときの知性は、真の知性は、愛する相手を相手そのものとして気遣い配慮する 相手のまえで自分を空気のようにして相手を包み配慮する 「優しさにみちた距離感」を持する意識の力ではないでしょうか 愛にもとづいた相手の対象化 客観視 といえるでしょう これがほんとうの愛を実現することは、情熱を意識のちからで統御構成して真の芸術美が、魂の伝わる演奏が、うまれることとおなじではないでしょうか 己れを無にした、相手への注意力、それが愛の知性でしょう
これは無私ではありません 相手への愛の注意力のゆえに 自分の感情をさえ傍らに置くような「距離ある献身」なのです
それは相手の存在と本質をたえず発見してゆくよろこびです このよろこびが愛の知性の証です
愛と知性はもともと不可分だとおもっています ほんものであるためには
裕美さんの演奏を聴き 弾くすがたと所作をごらんなさい
なによりも誰よりもそれを無言でおしえてくれます
どれほどの「情熱の冷静さ」から あの魂をうつ演奏がうまれるか御覧なさい
聴者が無為に享受する一曲の世界が どれだけの工夫と修練と献身によって 完璧に実現されるものかを垣間見なさい
〔ぼくは、彼女の全曲の手指さばきをつぶさに観たいと思っているのです !! 〕
羽田裕美「あの微笑みを忘れないで」PV - YouTube