すでに紹介している、高田さんの初期と晩期の二つの作品。写真機の構造の関係で、上が、正しく並べて写したものであり、下が、写った際に同方向を像が向いているように見えるよう、すこし向き合わせて撮ったものである。台座の見かけ上のゆがみはそれに由来する。 

高田さんの塑像の基本型は、おどろくほど一貫していることが、これからわかるだろう。 その確認の資料としてここに呈示した。 その実際の味わいは、写真では もちろんとても解らない。 年月で得たものと、振るい落としたものとを、感じるには、実物をご覧にならなければならない。